最終更新:2026-07-20
📚 この記事は、警察庁・各都道府県警察・e-Govの法令など公的な一次情報にもとづき、航路編集部が内容を確認しています。
提出用の正式な申請書は、必ずこの岡山県警察の公式ページから最新の様式をダウンロードしてください。様式は法改正等で変わることがあります。
定年後やセカンドキャリアで、岡山県内を拠点に中古品の売買を始めたいとお考えの方に向けて、このページでは「岡山県で古物商許可を取る」ための要点を整理します。手続きや手数料、審査期間、必要書類、取扱品目の区分といった基本は全国共通です。そのうえで、申請の窓口や様式の入手先といった岡山県ならではの点を、順を追ってご案内します。
岡山県で古物商許可を取るには
古物商許可は、中古品を営業として売買・交換するために必要な許可で、根拠となるのは古物営業法という全国共通の法律です。したがって、申請手数料が19,000円であること、審査の標準処理期間が約40日であること、必要書類の種類、そして扱う古物を分類した13区分は、岡山県でも他の都道府県でも変わりません。この点はまず安心してよいところです。
一方で、実際に申請する窓口は各都道府県の警察が担っています。岡山県で営業所を構える場合は、岡山県内の営業所を管轄する警察署の生活安全課が申請先となり、そこを経由して岡山県公安委員会が許可を出します。申請書などの公式様式も、岡山県警察のホームページで配布されています。「基本は全国共通、窓口と様式は岡山県」と覚えておくと迷いません。
申請先は管轄警察署の生活安全課
岡山県での申請先は、営業所の所在地を管轄する警察署の生活安全課(防犯係)です。自宅の住所ではなく、取引の拠点となる営業所がどこにあるかで管轄が決まります。岡山市・倉敷市・津山市・総社市など、営業所を置く市区町村によって担当する警察署が異なりますので、まずはご自身の営業所がどの警察署の管轄かを確認しましょう。
どの警察署が管轄になるかは、岡山県警察のホームページに一覧が掲載されています。同じ市内でも地域によって管轄署が分かれることがありますので、番地まで含めて確認すると確実です。窓口は担当者が不在のこともあるため、訪問前に一度電話をしておくと二度手間になりません。
様式・必要部数・事前予約の要否は、岡山県警察・管轄警察署で必ず確認してください。取扱いは署によって細部が異なることがあります。
岡山県の窓口・受付時間・手数料の納め方
ここからは岡山県だけの話です。手数料や必要書類は全国共通でも、窓口の受付時間・標準処理期間の公表・手数料の納め方は県によって違います。以下は岡山県警察と岡山県の公式ページに書かれている内容だけをまとめたものです。書かれていないものは「公表されていない」と正直に書いています。
| 項目 | 岡山県の場合 |
|---|---|
| 申請の窓口 | 営業所を管轄する警察署の生活安全課、または生活安全刑事課(岡山中央・東・西・南は生活安全課、岡山北は生活安全刑事課) |
| 県警本部の担当 | 岡山県警察本部 生活安全部 生活安全企画課 許可等事務管理室 086-234-0110 |
| 窓口の受付時間 | 平日 8:30〜12:00 / 13:00〜16:30。岡山県警は全22署の窓口案内に「古物営業…の許可等の手続き」として同じ時間を載せています |
| 標準処理期間 | 40日(岡山県公安委員会の審査基準)。数え方の記載はありません。参考までに、古物市場主は50日、許可証の再交付・書換えは14日です |
| 手数料の納め方 | 🔴 岡山県警のページに納付方法が書かれていません。岡山県収入証紙は令和5年9月末で廃止済みなので証紙は使えませんが、警察署での具体的な納め方(現金か、納付書か、POSレジか)は公表されていません。申請先の警察署にご確認ください |
| 公式の様式 | 岡山県警察「古物営業関係申請(届出)書類様式」 |
岡山県の警察署
岡山県警は県内に22の警察署を置いています。岡山市内は5署、倉敷市内は4署に分かれます。
岡山市内は岡山中央・岡山東・岡山西・岡山南・岡山北の5署(このほか赤磐警察署は署名こそ赤磐ですが、庁舎は岡山市東区瀬戸町にあります)。倉敷市内は倉敷・水島・玉島・児島の4署。そのほかは備前・瀬戸内・玉野・笠岡・井原・総社・高梁・新見・真庭・津山・美作・美咲です。
ご自分の営業所がどの署の管轄になるかは、岡山県警察の公式サイトの管轄一覧で確認できます。「営業所の住所 → 管轄警察署 → その生活安全担当課」の順にたどると迷いません。
岡山県警は、営業を始めたあとの変更届出の出し先について踏み込んで書いています。変更届出は「主たる営業所等の所轄署」でも「その他の営業所等の所轄署」でもどちらにでも出せます。ただし許可証の書換申請と再交付申請は、主たる営業所等の所在地の所轄警察署に出す決まりです。また「事前・事後両方の届出が必要な場合は、2回の届出が必要です」とも明記されています。
行く前に電話を。予約についての記載は、岡山県警のページにも全22署のページにもありません(「予約」という語が1件もありません)。様式・必要部数・添付書類の要否は、岡山県警察の公式ページと管轄の警察署で必ずご確認ください。
手数料・期間・必要書類(全国共通)
費用と期間、書類の基本は全国共通です。おおまかな数字を先に押さえておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請手数料 | 19,000円(申請時に納付(岡山県の納め方は上の表のとおり)。不許可や取下げでも返還されません) |
| 審査期間 | 標準で約40日。書類準備を含めると概ね1.5〜2か月が目安 |
| 申請先 | 営業所を管轄する警察署の生活安全課を経由し、岡山県公安委員会が許可 |
必要書類は、個人の場合は許可申請書・略歴書・本籍記載の住民票・身分証明書・誓約書などが基本です。ここでいう「身分証明書」は運転免許証ではなく、本籍地の市区町村が発行する公的書類を指します。書類ごとの取り方や法人の場合の追加書類は必要書類で詳しく解説しています。取得の全体像や進め方は取り方 完全ガイドをあわせてご覧ください。
気をつけたい点
岡山県で申請を進めるうえで、つまずきやすい点を挙げておきます。いずれも一般的な注意で、個別の可否は管轄署の判断となります。
- 営業所の場所:取引の拠点となる実体のある営業所が必要です。賃貸物件では使用承諾を求められることがあり、バーチャルオフィスのように実体を伴わない住所が営業所として認められるかは、管轄の警察署の判断によります。
- 管轄の確認:営業所の所在地で管轄署が決まります。複数の市にまたがって活動する予定でも、申請先はあくまで営業所所在地の管轄署です。
- 書類の有効期限:住民票や身分証明書は発行から3か月以内が一般的です。取得のタイミングが早すぎると取り直しになることがあります。
取扱う品目で迷う場合は取扱品目13区分の選び方や品目別の始め方ガイドも参考になります。書類の作成に不安がある場合は、質問に答えるだけで申請書や略歴書などの下書きができる申請準備ツールもご活用ください。
公式様式の入手
申請に使う許可申請書などの様式は、岡山県警察の公式ページからダウンロードできます。全国共通の記載事項ではありますが、配布元は各都道府県警ですので、岡山県で申請する方は岡山県警察の様式を使うのが確実です。ページ上部の案内からも公式サイトへご案内していますので、あわせてご確認ください。
様式を入手したら、必要部数や添付書類の要否を管轄署に確認してから記入を進めると、二度手間を防げます。落ち着いて一歩ずつ、準備を進めていきましょう。
岡山県での申請、まずは全体像と下書きから
手続き・必要書類・費用は全国共通です。全体の流れは取り方ガイドで、記入下書きと必要書類チェックリストは無料の申請準備ツールで用意できます。
取り方 完全ガイドを読む → 申請準備ツールを試す