最終更新:2026-07-19
📚 この記事は、警察庁・各都道府県警察・e-Govの法令など公的な一次情報にもとづき、航路編集部が内容を確認しています。
提出用の正式な申請書は、必ずこの北海道警察の公式ページから最新の様式をダウンロードしてください。様式は法改正等で変わることがあります。
定年後やセカンドキャリアで中古品の売買を始めるなら、最初に必要になるのが古物商許可です。手続きの大枠は全国共通ですが、実際の申請窓口や様式は都道府県ごとに用意されています。このページでは、北海道で古物商許可を取る場合に押さえておきたい申請先や地域ごとの窓口を、全国共通の手続きと区別しながらご案内します。
北海道で古物商許可を取るには
古物商許可の制度は古物営業法という全国共通の法律にもとづきます。したがって、申請手数料19,000円・審査は標準で約40日・必要書類・取扱品目の13区分といった基本的な枠組みは、北海道でも他の都道府県と変わりません。この点はまず安心していただいてよいところです。
一方で、許可を出すのは営業所の所在地を管轄する都道府県公安委員会です。北海道内に営業所を置く場合は北海道公安委員会が許可を出し、申請の受付は道内の警察署が担います。申請書などの公式様式も、北海道警察のウェブサイトで配布されています。「制度は全国共通、窓口と様式は北海道のもの」と整理しておきましょう。
申請先は営業所を管轄する警察署の生活安全課
北海道での申請先は、営業所の所在地を管轄する警察署の生活安全課(防犯係)です。お住まいの場所ではなく、取引の拠点となる営業所がどこにあるかで窓口が決まります。自宅を営業所にする場合は、その自宅を管轄する警察署が窓口になります。
北海道はきわめて面積が広く、警察組織も札幌方面を除いて函館・旭川・釧路・北見の方面本部に分かれ、それぞれの管轄区域も広域にわたります。営業所のある地域によって管轄の警察署が異なるため、主要な地域の目安を整理しておきましょう。
| 営業所の所在地 | 申請の窓口 |
|---|---|
| 札幌市 | 市内の各区を管轄する警察署の生活安全課 |
| 旭川市 | 市内を管轄する警察署の生活安全課 |
| 函館市 | 市内を管轄する警察署の生活安全課 |
| 帯広市 | 市内を管轄する警察署の生活安全課 |
札幌市のように区が多い市では、同じ市内でも区によって管轄の警察署が分かれます。また北海道では、一つの警察署が広い地域を受け持つことも珍しくありません。どの警察署が自分の営業所を管轄するかは、北海道警察のウェブサイトにある管轄一覧で確認できます。まずは営業所の住所を決め、そのうえで管轄の警察署を調べるのが確実な進め方です。移動距離が長くなりやすい地域だからこそ、来署の前に受付時間もあわせて確かめておくと安心です。
複数の営業所を設ける場合でも、許可の申請は主たる営業所を管轄する警察署が窓口になります。まずは中心となる拠点を一つ定めるところから始めましょう。
北海道の窓口・受付時間・手数料の納め方
ここからは北海道だけの話です。手数料や必要書類は全国共通でも、窓口の受付時間・標準処理期間の公表・手数料の納め方は県によって違います。以下は北海道警と北海道の公式ページに書かれている内容だけをまとめたものです。書かれていないものは「公表されていない」と正直に書いています。
| 項目 | 北海道の場合 |
|---|---|
| 申請の窓口 | 営業所を管轄する警察署の生活安全課、または刑事・生活安全課生活安全係(審査基準では「生活安全課(係)又は生活安全第二課」。署によって編成が違います) |
| 県警本部の担当 | 北海道警察本部 生活安全部保安課 質屋・古物係 011-251-0110 |
| 窓口の受付時間 | 月〜金曜日(平日)9:00〜16:30。北海道警の窓口時間の案内に「古物営業」が対象手続として名指しで載っています |
| 標準処理期間 | 40日(北海道公安委員会の審査基準/令和8年4月1日作成)。許可申請要領のページでは「申請から概ね40日以内」。数え方の記載はありません。なお北海道の一覧表では、☆印の付いた日数は「標準処理期間ではなく処理の見込み期間」とされていますが、古物商の40日に☆印はなく、正式な標準処理期間です |
| 手数料の納め方 | 北海道収入証紙。北海道警の許可申請要領に「19,000円(北海道収入証紙による納付)」と明記されています。北海道は収入証紙を廃止していません——道の会計担当が「一部の検索サイトにおいて、北海道収入証紙が廃止される(された)旨、表示されることがありますが、そのような事実はなく、北海道収入証紙は引き続き使用することができます」とわざわざ告知しています |
| 公式の様式 | 北海道警察「申請用紙ダウンロード」(7.古物営業) |
北海道の警察署
北海道警は道内に58の警察署を置いています。加えて方面本部が4つ(函館・旭川・釧路・北見)あり、札幌方面には方面本部が置かれず、北海道警察本部が直轄しています。
札幌市内は中央・東・西・南・北・白石・豊平・厚別・手稲の9署。そのほか主な署は江別・千歳・岩見沢・栗山・滝川・小樽・余市・倶知安・岩内・伊達・室蘭・苫小牧・門別・静内・浦河(札幌方面)/函館中央・函館西・森・八雲・松前・江差・せたな・寿都(函館方面)/旭川中央・旭川東・士別・名寄・枝幸・稚内・富良野・深川・留萌・羽幌・天塩(旭川方面)/釧路・厚岸・弟子屈・根室・中標津・本別・帯広・新得・広尾(釧路方面)/北見・遠軽・網走・美幌・斜里・紋別(北見方面)です。
ご自分の営業所がどの署の管轄になるかは、北海道警の公式サイトの管轄一覧で確認できます。「営業所の住所 → 管轄警察署 → その生活安全担当課」の順にたどると迷いません。
北海道警は添付書類について「各添付書類の作成日又は発行日は、申請日3ヶ月以内のものが有効です」と明記しています。住民票や身分証明書を早く取りすぎると使えなくなるので、申請日から逆算して取りにいってください。
行く前に電話を。予約についての記載は北海道警のページにはありません(必要とも不要とも書かれていません)。様式・必要部数・添付書類の要否は、北海道警の公式ページと管轄の警察署で必ずご確認ください。
手数料・期間・必要書類は全国共通
ここからは全国共通の内容です。北海道でも同じ基準で進みます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請手数料 | 19,000円(申請時に納付(北海道の納め方は上の表のとおり)。不許可や取下げでも返還されません) |
| 審査期間 | 標準で約40日。書類準備を含めると概ね1.5〜2か月が目安 |
| 取扱品目 | 美術品類・衣類・時計宝飾品類など13区分から選択(主として扱う区分を一つ、扱う区分は複数選択可) |
必要書類は個人・法人で異なり、許可申請書・略歴書・本籍記載の住民票・身分証明書・誓約書などが基本です。全体の流れは取り方 完全ガイドで、書類の一覧と取り方は必要書類で詳しく解説しています。申請書の下書きは、質問に答えるだけで作成できる申請準備ツールもご活用ください。
気をつけたい点
北海道で申請する際に、あらかじめ意識しておくとよい点をまとめます。
- 窓口は営業所の所在地で決まります。引っ越し予定がある場合などは、最終的な営業所の住所を固めてから申請するとやり直しを避けられます。
- 賃貸物件を営業所にする場合は、使用承諾に関する書類を求められることがあります。事前に管轄の警察署へ確認しておくと安心です。
- 来署の前に電話で確かめておきましょう。北海道は移動に時間がかかりやすいため、受付時間と担当者の在席を先に確かめておくと、二度手間を避けられます。
細かな取扱いは警察署ごとに運用が分かれることがあります。断定的な情報をうのみにせず、ご自身の管轄で確かめる姿勢が結果的にいちばんの近道です。
様式・必要部数・事前予約の要否は北海道警・管轄警察署で必ず確認を。
公式様式の入手
申請書などの様式は、北海道警察の公式ページから様式をダウンロードできます。ページ上部でご案内している北海道警の窓口案内もあわせてご確認ください。最新の様式を使うことが、差し戻しを防ぐうえで大切です。
様式を入手したら、あとは全国共通の手順で書類を整え、営業所を管轄する警察署の生活安全課へ申請します。準備の全体像は取り方 完全ガイドを、書類は必要書類を道しるべに、落ち着いて一歩ずつ進めていきましょう。
北海道での申請、まずは全体像と下書きから
手続き・必要書類・費用は全国共通です。全体の流れは取り方ガイドで、記入下書きと必要書類チェックリストは無料の申請準備ツールで用意できます。
取り方 完全ガイドを読む → 申請準備ツールを試す